レバテックキャリアによるエンジニア転職意識調査
レバテック株式会社が運営するITエンジニア・クリエイター専門エージェント、レバテックキャリア( https://career.levtech.jp/ )は、社会人エンジニア300名を対象に、ITエンジニアの転職意識調査を実施しました。
本調査は前編・後編に分かれた発表となり、今回は前編*1に続く後編をお届けします。
※1:2022年10月発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000503.000010591.html
<調査サマリー>
- 7割以上のエンジニアが、転職にポジティブな印象を持つ
- 約4人に1人のエンジニアが、入社してから3年を目処に転職を検討
- 3人に1人のエンジニアが、フリーランスへの転身に興味があると回答
①7割以上のエンジニアが、転職にポジティブな印象を持つ
転職に対する印象として、全体の13%が「良い印象」を持っており、全体の60.7%が「どちらかというと良い印象」を持っていることが明らかとなりました。エンジニアのうち、7割以上が転職に対してポジティブな印象を抱いているようです。
生涯で妥当だと思う転職回数に関して最も多かったのは、「何回でも(35.3%)」という結果になりました。ついで、「2回(19.7%)」「1回(16.0%)」であることから、エンジニア職では転職すること自体が一般的であると読み取れます。
②約4人に1人のエンジニアが、入社してから3年を目処に転職を検討
エンジニアが1社あたりの在籍期間として適切だと思う期間は、「いつでも良いと思う(39.7%)」が最も多い回答となりました。ついで、「入社から3年程度(21.3%)」「入社から5年程度(20.0%)」と続きます。
転職を経験したエンジニアのうち、入社後に転職を考え始めた時期として最も多かったのは、「入社から6年後以降(41.5%)」でした。ついで、「入社から3年後(20.0%)」「入社から5年後(11.3%)」という結果になりました。入社から2年後以内と回答したのは全体の23.6%であることから、入社から2年経過した3年目に転職を検討する人が多いようです。
③3人に1人のエンジニアが、フリーランスへの転身に興味があると回答
エンジニアのうち、フリーランスを志望している人は全体の10.0%となり、フリーランスへの転身に興味を持っている人は全体の22.3%という結果になりました。全体の約3人に1人がフリーランスへの転身を視野に入れているようです。一方、フリーランスへの興味を持たない人は全体の67.6%でした。
フリーランスへの転身に興味がある理由として最も多かったのは、「自由に働きたいから(81.4%)」となりました。ついで、「収入を増やしたかったから(45.4%)」「人間関係のストレスが軽減されると思ったから(27.8%)」と続きます。技術スキル向上を目的にフリーランス転身を希望する人は全体の約1割に留まり、働きやすさや柔軟性を求めてフリーランスを希望する人が多いことが読み取れます。
<レバテックキャリア事業責任者からの一言>
今回の調査結果から、多くのエンジニアが転職に対して好印象を抱いていることが明らかとなりました。よって、転職をすること自体が当たり前の時代になっていると読み取ることができます。エンジニアの中途採用担当者は、将来的な転職を見越した採用活動をする必要がありそうです。
前回の調査*1では、転職を検討する理由で最も多かったのは「収入アップのため(42.4%)」ということが分かりました。転職が一般化している状況で、待遇の向上を求めて転職を検討するエンジニアが多いことから、エンジニアを採用する企業は、エンジニア向けの評価制度やキャリアパスを設けていくことが求められるのではないでしょうか。
エンジニア採用を強化する企業の採用担当者にとって、採用成功の鍵となる情報となれば幸いです。
※1:2022年10月発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000503.000010591.html
<調査概要>
調査対象:社会人エンジニア300名
調査実施年月:2022年9月8日~2022年9月10日
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:300名
調査主体:レバテック株式会社
実査委託先:楽天インサイト株式会社