ITエンジニアが魅力に感じる選考について
レバテック株式会社が運営するITエンジニア・クリエイター専門エージェント、レバテックキャリア( https://career.levtech.jp/ )は、社会人エンジニア300名を対象に、「ITエンジニアが魅力を感じる選考」について調査を実施いたしました。
<調査サマリー>
1.内定承諾の決め手、1位は「自分のスキルや経験を評価してくれる」
2.3人に1人が初回選考において「エンジニアとのカジュアル面談」を希望
3.エンジニアの7割以上が「1ヶ月以内」のスピーディーな選考を希望
①内定承諾の決め手、1位は「自分のスキルや経験を評価してくれる」
エンジニアの転職経験者のうち、内定承諾の決め手となった理由として最も多かったのは、「自分のスキルや経験をしっかり評価してくれる(39.4%)」となり、ついで「社風が良い(37.6%)」「スキルアップできる環境がある(28.2%)」という結果になりました。
最終の意思決定にあたって、「自分のスキルや経験への評価」を重要視しているエンジニアが多いことから、面接での評価点の伝え方を工夫する必要がありそうです。
一方、内定の辞退理由では「面接官の印象が良くない(24.3%)」が最も多かったことから、選考において、面接官の印象が重要であるということが分かりました。面接の雰囲気作りや質問の仕方などを含む、面接官の教育や育成は、企業の採用強化にとって大切なポイントになりそうです。
②3人に1人が初回選考において「エンジニアとのカジュアル面談」を希望
選考を受ける企業の初回選考において、全体の6割以上のエンジニアが「カジュアル面談」を希望していることが明らかとなりました。選考の合否結果が出る面接よりも、まずはカジュアルに面談をしたいというニーズが高いことが分かります。
カジュアル面談の中でも、「エンジニアとの面談」を希望する人は全体の37.7%となり、「人事との面談」を希望する人は全体の28.0%となりました。エンジニアとして現場で働く社員や、職場の雰囲気を重要視しているエンジニアが多いようです。
エンジニアの採用担当者は、求職者が入社後の働くイメージが湧きやすいような選考を設計することが求められるでしょう。
③エンジニアの7割以上が「1ヶ月以内」のスピーディーな選考を希望
希望する面接回数として最も多かったのは「1回(46.3%)」、ついで「2回(43.3%)」となり、約9割のエンジニアが、転職活動において1回〜2回の面接を希望しています。
理想の転職活動期間は、「1週間以内(30.7%)」が最も多く、ついで「2週間以内(24.0%)」「1ヶ月以内(20.0%)」でした。一方で、「2ヶ月以内」の転職活動を希望するエンジニアは2.7%に留まり、転職活動をするエンジニアのほとんどが、1ヶ月以内での選考終了を希望していることが分かりました。
<レバテックキャリア事業責任者からの一言>
今回の調査結果から、社会人エンジニアが転職時に入社先を決める上で、「自分のスキルや経験への評価」を重要視していることが明らかになりました。エンジニアの採用担当者は、求職者に対して、選考のフィードバックや評価点を共有することが大切になるでしょう。
転職活動における選考回数では、ほとんどのエンジニアが1回〜2回の面接を希望していることが分かりました。選考期間では、全体の8割が1ヶ月以内を希望していることから、エンジニアの中途採用ではスピーディーかつ柔軟な選考が求められそうです。
今後、エンジニアの採用強化を目指す企業の採用担当者は、求職者のニーズに合わせた選考内容や、求職者が魅力に感じる選考体験を設計することが、採用活動における成功の鍵になるのではないでしょうか。
<調査概要>
調査対象:社会人エンジニア300名
調査年月:2022年9月8日~2022年9月10日
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:300名
調査主体:レバテック株式会社
実査委託先:楽天インサイト株式会社