介護士の職業実態や介護事業所の雇用実態などを調査
レバレジーズメディカルケア株式会社が運営する介護業界に特化した人材支援サービス『きらケア』( https://job.kiracare.jp/ )は「きらケア介護白書2022」として、全国の介護士18歳〜69歳の男女2145名に「介護士の職業実態」について、介護事業所に勤める採用担当501名に「介護士の雇用実態」などについて調査を行い、計48ページのレポートとしてまとめました。
白書の全文は以下よりご覧いただけます。
https://job.kiracare.jp/lab/article/1954/<調査サマリー(一部抜粋)>
- 介護職員になってから感じたギャップのポジティブな意見、第一位は「やりがいがある」
- 介護士の就職・転職した理由について、「なんとなく」と回答した介護職員は職場への不満度が高い傾向にあり
- 約8割の介護職員がこれからも「働き続けたい」と回答
- 介護事業所における介護職員の過不足状況は「不足している」が47.3%、「やや不足している」が36.7%と、ほとんどの介護事業所で人手不足が発生
1.介護職員になってから感じたギャップのポジティブな意見、第一位は「やりがいがある」
「介護職に就く前に持っていたイメージ」と「実際に介護職に就いてからの現実」にギャップがあったかを調査した結果、「かなりあった」が 27.2%、「少しあった」が 39.9% と、7割弱が「ギャップがあった」と回答しました。
介護職員になってから感じたギャップのポジティブな意見としては、「やりがいがある(34.2%)」がもっとも多く、次いで「自分に向いている(25.6%)」、「残業がほとんどない(14.6%)」と続きます。
2.介護士の就職・転職した理由について、「なんとなく」と回答した介護職員は職場への不満度が高い傾向にあり
現在の職場に就職・転職した理由は、「希望の勤務地で働けるから」が28%でもっとも多く、次いで「なんとなく(19.5%)」、「希望通りの時間で働けるから(18.2%)」となりました。
経験年数別で見ると、3年未満の方は勤務地や給与、福利厚生、休日などの条件面が決め手となった方が多いのに対し、長期間働いている方は「なんとなく」という回答も多く見られました。しかし、職場への満足度別に見ると、「なんとなく」を選んだ方は職場への不満度が高い傾向にあるようです。
3.約8割の介護職員がこれからも「働き続けたい」と回答
介護職員をこれからも続けたいかという質問では、78.3%の方が「そう思う」と回答しました。経験年数を重ねるにつれて、介護の仕事を続けたいという思いは強まっていく傾向にあるようです。
4.介護事業所における介護職員の過不足状況は「不足している」が47.3%、「やや不足している」が36.7%と、ほとんどの介護事業所で人手不足が発生
介護事業所における介護職員の過不足状況は、「不足している」と「やや不足している」という回答が84%を占めており、ほとんどの介護事業所で人手不足が発生していることがわかりました。
介護職員の採用方法における調査では、「ハローワーク」が77.6%でもっとも多く、次いで「求人サイト(54.9%)」、「友人・知人からの紹介(39.7%)」という結果になりました。一方、エリア別で見ると、東京/神奈川/埼玉/千葉/大阪エリアは、「ハローワーク」と「求人サイト」が同率1位(65.9%)で、「転職支援サービス(転職エージェント)」が48.8%で3位に浮上しています。エリアによって、さまざまな採用方法が利用されていることがわかります。
介護職の採用方法のうち、満足度の高かったものは、「ハローワーク」が52.7%でもっとも多く、次いで「求人サイト(38.5%)」、「転職支援サービス(転職エージェント)(24.8%)」となりました。エリア別で見ると、東京/神奈川/埼玉/千葉/大阪エリアは、「ハローワーク」と「求人サイト」の順位が逆転しています。また、「転職支援サービス(転職エージェント)」の満足度が全国平均よりも高い点も特徴です。
<調査概要>
調査目的:介護士・介護事業所の実態把握
集計期間:2022年9月22日~2022年10月4日
調査方法:インターネット調査
▽介護職員側調査
有効回答者数:2145名
調査対象: 18歳 ~ 69歳男女
男女内訳:男性 804名・女性 1341名
▽介護事業所側調査
有効回答者数:501名
調査対象:介護事業所に勤める採用担当
男女内訳:男性 366名 女性 135名
<引用・転載時のクレジット表記のお願い>
本リリースの引用・転載時には、必ず「きらケア介護白書2022」を明記ください。