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2023.01.05

PRESS RELEASE

レバレジーズキャリアベトナム、「ハイラブル」と共同で実証実験を開始

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会話分析技術によるアクティブ・ラーニングの効率化を検証

Leverages Career Vietnamが運営する、オンラインの日本語教育サービス「WeXpats Nihongo」( https://lp.we-xpats.com/vn/nihongo/vi/ )は、ハイラブル株式会社( https://www.hylable.com )と共同で実証実験を開始します。会話分析技術によりオンライン授業内の発話量ややり取りのパターンなどの定量的な情報を学習者自身が把握することにより、アクティブ・ラーニング中のメタ認知が促進され、言語学習が効率化されるという仮説を「WeXpats Nihongo」を通して検証します。

実証実験概要(検証内容)
(1) 内容:
本実証実験は、「WeXpats Nihongo」の言語学習サービスと「Hylable」の会話分析
システムを連携し、ベトナム人学習者に対して発話量を可視化した会話の状況をフィードバックすることにより、学習効率が改善することを測定します。「WeXpats Nihongo」会員を対象に、開始から2ヶ月間複数回の授業において「Hylable」を連携したシステム上で受講します。システム上で認識された学生の声は、学習者ごとにリアルタイムで発話量がグラフ化され、先生のみならず学生自身にも見えるようになります。
実証実験ではさらに、学習者を対象として授業ごとに自身の学習への満足度や授業への参加実感に関するアンケートの実施、回ごとの教師・学習者の発話の変化や教師へのインタビューを行う等をし、システム導入クラスにおける言語学習の効率化を検証します。

(2) 実証期間:2023年1月13日〜2023年2月28日予定

(3) 対象:「WeXpats Nihongo」を受講する学生

(4) 目的: 音声認識によるアクティブ・ラーニング中のメタ認知の促進と学習効率向上の検証

実験の背景
現在、全世界における日本語学習者は約385万人*1に登り、過去39年間における全世界での日本語学習の状況は、実施国・地域数は2.0倍、機関数は16.3倍、教師数は18.9倍、学習者数は 30.3倍となっており、なかでもベトナムやタイなどの東南アジア各国における日本語学習者は増加傾向にあります。しかし、従来の文型積み上げ式による講師からの一方通行の受動的な学習方法では、資格取得が出来たとしても実際の会話において日本語を活用することは難しいことが問題視されています。
さらに、コロナ禍による授業のオンライン化により、学習者が授業に更に消極的になってしまい、学習効率が下がっていることも懸念されます。
そこで、実践的な日本語の習得と、オンラインクラスにおける学習者の能動的な学習(=アクティブラーニング)を促すために、オンラインツール上の会話の可視化とリアルタイムのフィードバックが日本語学習の学習効率に与える効果を本実証実験で検証します。

*1, 国際交流基金, 海外の日本語教育の現状 2018年
https://www.jpf.go.jp/j/project/japanese/survey/result/survey18.html

WeXpats Nihongoについて
「WeXpats Nihongo」は、オンライン型の日本語学習サービスです。教科書から学ぶ文型や語彙は、事前配布された動画コンテンツにより各学生が予習を行います。授業内では講師が説明をする時間を最小化し、学生が発言をする時間を多く取ることにより、発音や会話などの実践的な日本語の習得をサポートします。ベトナム人向けのクラスでは、ベトナム人講師と日本人講師の2担任制を取り丁寧に指導することから、本格的に日本語を学びたい学生やすでに日系企業で勤務をしている社会人を中心に、幅広い層が利用しています。

サービス名 :WeXpats Nihongo (ウィーエクスパッツニホンゴ)
サービス内容:外国人のためのオンライン日本語学習サービス
URL    :https://lp.we-xpats.com/vn/nihongo/vi/

《サービス利用に関するお問い合わせ》
法人窓口 : Leverages Career Vietnam Co., Ltd.
[サイト]  https://vn.leveragescareer.com/?lang=ja
[メール]   vn-contact@leverages.jp

Hylableについて
ハイラブル株式会社は、対面とオンラインの両方のシーンについて、会話の非言語な情報に基づいて定量的に可視化しリアルタイムにフィードバックを行うクラウドサービス Hylable Discussion を提供しています。日本の小学校から大学までの幅広い教育の場や、企業研修などを中心に、これまでのべ5万人以上の会話を分析してきました。

サービス名 : Hylable・Hylable Discussion・Bamiel
サービス内容:対面の話し合い見える化・Web会議の見える化サービス
URL    :https://www.hylable.com/

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