2025.06.09

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Z世代の転職理由、 約4割が「理想のキャリアを描けない」から

Z世代の転職理由、 約4割が「理想のキャリアを描けない」から

レバレジーズ株式会社が運営するHR系SaaSプロダクト「NALYSYS」は、『【2025年版】Z世代の離職についての調査レポート』をリリースしました。本リリースではZ世代が重視する働き方や転職観について、一部の調査結果を抜粋してご紹介します。

 

全文は下記よりご覧いただけます。

【2025年版】データで読むZ世代の転職志向 ― 世代・役職比較から見えたギャップとは

 

< 調査サマリー > 

1.Z世代の約6割以上が転職に前向きな姿勢

2.転職理由、Z世代の約4割が「理想のキャリアを描けないから」と回答

3.転職を踏みとどまる理由第1位は「上司や会社の寄り添い」

 

1.Z世代の6割以上が転職に前向きな姿勢

Z世代の約60.5%が転職に対してポジティブな印象を持っており、X・Y世代の45.9%と比較して高い割合を示しています。Z世代は転職をキャリアの選択肢の一つとして積極的に捉えている傾向が伺えます。

 

2.転職理由、Z世代の約4割が「理想のキャリアを描けないから」と回答

Z世代の約44.0%が転職を決断した主な理由として「この会社では理想のキャリアを描けないと感じたから」を挙げています。これは、X・Y世代と比較して高い割合であり、Z世代が将来のキャリア展望を重視していることがわかりました。

これらの背景を踏まえると、Z世代の定着には、明確なキャリアパスの提示や成長実感を得られる仕組みづくりが重要であると考えられます。あわせて、企業側がZ世代の価値観や期待を理解し、対話を重ねながら個人のキャリア観に寄り添う姿勢が、より一層求められそうです。

 

3.転職を思いとどまる理由第1位は「上司や会社の寄り添う姿勢」

Z世代が転職を踏みどまった主な理由として、「上司や会社の寄り添う姿勢」が挙げられています。これは、信頼関係や心情面への働きかけが、Z世代の定着において重要な要素であることを示しています。

また、福利厚生に関する回答割合は、X・Y世代と比較してZ世代の割合が約2倍と顕著な差が開いており、Z世代にとって福利厚生も転職を左右する重要な要素となっています。

こうした結果から、Z世代の定着には、働きやすさや安心感を提供する環境づくりと、個々の価値観やキャリア観に寄り添ったコミュニケーションの両輪が欠かせないことがうかがえます。

 

 

<調査概要>

【2025年版】Z世代の離職についての調査レポート

調査目的 : Z世代とX・Y世代の離職・転職に対する意識や価値観の違い、さらに一般社員と人事・管理職との間にある認識のズレを明らかにし、定着施策や社内コミュニケーション改善の方向性を探ることを目的とする。

調査対象 : マクロミルモニタ 22~49歳の男女

調査地域 : 全国

調査方法 : インターネットリサーチ

調査時期 : 【事前調査】2025年2月20日(木)~2月28日(金)

       【本調査(一般社員向け)】2025年2月28日(金)~3月2日(日)

       【本調査(人事・管理職向け)】2025年2月28日(金)~3月3日(月)

 

有効回答数:【事前調査】31,010サンプル【本調査(一般社員向け)】2,060サンプル

           【本調査(人事・管理職向け)】206サンプル

 

調査実施機関: 株式会社マクロミル

 

<引用・転載時のクレジット表記のお願い>

本リリースの引用・転載時には、必ず「【2025年版】データで読むZ世代の転職志向 ― 世代・役職比較から見えたギャップとは」とURL(https://media.nalysys.jp/article/6893/ )を明記ください。

 

 

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